山陰の食といえば~断然『松葉ガニ』ですね。
山陰地方で水揚げされる雄のズワイガニのことです。
「越前ガニ」は福井県でのブランド名ですが全く同じものです。
漁期は11月6日から 翌年3月20日ですので、残念ながら「全異連全国大会 in 米子」では食べられません。
冷凍ものはありますが止めときましょう。
もう一つのカニは『ベニズワイガニ』です。
水揚量は境港市が全国一位を誇ります。
漁期は9月1日から翌年6月30日、名前のとおり鮮やかな紅色が特徴です。
地元では紅がに(ベニガニ)と呼ばれて親しまれています。
体型、大きさは「松葉ガニ」とほぼ同じで、加工品として捨てる部分がないほど利用価値が高く様々な料理に応用できます。
加工施設も集中しており、棒肉、爪肉、かにみそなど冷凍食品も多く製造され、殻はキチン・キトサンの原料として利用されています。
因みに、平成27年10月17日の中国ブロック合同例会の参加者80人で食された210枚のカニは「ベニズワイガニ」でした。
分かる人は分かりますが、分からない人は「松葉ガニ」と思って食べる人もいます。更にお薦めが『イワガキ』です。
成長は遅く、鳥取産ブランドの「夏輝(なつき)」までに成長するには概ね4年を要します。
じっと日本海の荒波の中で大きく育った逸品です。2017年は6月1日に解禁しました。
鳥取のイワガキは大きいもので長さ20cm、重さ1kgにも達し、素潜り漁等で採られた天然ものです。
「海のミルク」と称されるイワガキはレモンを搾って豪快に食べる生食が最高。
冬のマガキと違い初夏からお盆にかけてが旬で、鳥取の夏の究極の味覚です。
イワガキは何と言っても生食。氷で冷やした容器に入れ、レモンやスダチを搾って食べると最高です。
軽くあぶってレモンで食べても美味しいです。生が苦手な方は、是非お試しを。
「全異連全国大会 in 米子」の時には食べられるかも。
鳥取産の解禁が間に合わない場合は、島根県隠岐の「隠岐のいわがき(養殖)」が3月頃から出荷されます。
意外と知られてないのが鳥取和牛、平成29年の全国の和牛を集め優秀性を競う
“和牛のオリンピック”「第11回全国和牛能力共進会(全共)宮城大会」で、鳥取県の出品牛が「肉牛の部」で初の全国1位を獲得した。
鳥取県の出品牛が全国1位になったのは10の審査区分のうちの「7区」。
種牛と肉牛の両観点から総合審査するため、畜産関係者には“花の7区”と呼ばれているという。